PM2.5について
2014-06-18
こんにちは、専務の藤井です。
昨晩は夜通しでピエゾドライバーの耐久試験をしましたが、100Hz x 10Hr = 3,600,000回駆動しても、ドライバーもインジェクターも問題なかったのでホッとしています。
さて、話は変わりますが、ここ数年というもの、PM2.5という単語をよく聞くようになりました。
このPM2.5ですが、小さすぎて鼻毛でトラップできず、気管支やら肺の奥深くまで到達してしまい、健康によろしくないということで環境問題として注目されているのですが、ニュースなどでは「直径2.5μm以下の粒子」と紹介されています。
一般的にはこれで問題ないと思いますが、実際のところは2.5μmより大きいものも含まれます。
これは、2.5μmの粒子10個を、5個捕集して5個通過するようなフィルターがあったとして、その「フィルターを通過する粒子群」をPM2.5というからで、図のようなイメージです。
なんでこんなアバウトなのかというと、微粒子の径をきっちり分級して測定しようとすると、非常に複雑で高価な計測器が必要なので現実的ではなく、簡便かつ的を射た測定をしようとした結果です。
ちなみに、PM2.5についてはJAMA(日本自動車工業会)が出しているこちらの冊子がすごく分かりやすいので、ご興味あればご覧ください。
http://www.jama.or.jp/eco/PM25/pdf/PM25.pdf
PM2.5の排出には諸説ありますが、残念ながら自動車から排出されるものも少なくはないようで、特にディーゼルでは、燃料噴霧を適切に保つことが排出抑制に対して重要なので、早くインジェクターメンテナンスの文化を浸透させないとな。と思っています。
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