インジェクター洗浄による効果 ~番外編~
アイ・アール・エスの せんむ です。
さて、もうご覧いただいた方もいらっしゃると思いますが、先週より当ブログにて、
1回,2回,3回に分け、インジェクター洗浄の効果をご紹介させていただきました。
これを含め、いろんなジャンルのお車で、たくさんの方々から多くの嬉しいご報告を
いただいておりますが、総じて 「レスポンスが良くなった」 「燃費が上がった」
という効果が得られているようです。
では、なぜ良くなるの?
というのが気になるところですね。(o゜ー゜o)??
これには、お車の種類・状態や使用状況により、様々な理由が考えられ、より良い
サービスをご提供するため、日々詳細な調査・研究中なのですが、簡単に言えば、
やはり 「燃料微粒化(霧化)の回復」 と 「噴射量の回復」 というのが、最も
重要な要因と考えています。
特に直噴ディーゼルの場合、インジェクタの汚れにより、噴霧の偏りや微粒化の
悪化が生じ、これにより、気筒に吸入された空気(酸素)と触れ合う(反応する)
機会を逸し、炭化水素や黒煙など、まだまだエネルギーを取り出せる物質を、
みすみす排ガスとして捨ててしてしまうため、燃費の悪化や、トルクの低下、
黒煙の増加が発生します。(ディーゼル燃焼が専門なもので。。。クドくて済みません。。。)
さらに、インジェクタの汚れにより噴射量が低下すると、特にディーゼルでは、
ダイレクトにトルクダウンにつながります。
この噴霧の異常や噴射量の低下を、インジェクター洗浄により回復してあげることで、
最終的には本来の燃焼・出力が得られ、結果として、燃費向上などが得られるもの
と考えます。
ポート噴射式のガソリンエンジンでも、噴霧方向の異常による燃料の壁面付着
や、重度の偏りによる液化(噴霧にならず、雫のまま)などが考えられますので、
同様なことが言えるのではと思います。
上の写真は、直噴ディーゼル用インジェクタでの、正常な噴霧 と、ノズル汚れ
により 偏りが生じた噴霧 の比較写真です。
たかがカーボン汚れですが、車の心臓部であるエンジンの、とりわけ重要である
気筒内に、このような違いが発生するんですね。
参考として、正常な噴霧が燃えた場合の燃焼について、こちらのP.12左に、
とてもよく分かるムービーがありました。(出典:DEER2006, Musculus, Sandia National Lab.)
これが偏った噴霧だと。。。どうなるんでしょうね!!
ヒイィィィ!!!!(゚ロ゚ノ)ノ
と、ここまで書いてなんですが、番外編としてはあまりにクドい文章になってしまい、
ちょっと後悔です。。。 (_ _|||)
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第一章 インジェクター洗浄の必要性って?
洗浄の必要性1 ~インジェクタはこんなに汚れる~
洗浄の必要性2 ~洗浄で性能回復~
第二章 インジェクター洗浄の効果とは?
洗浄の効果1 ~一般車両 ( BMW 318 )~
洗浄の効果2 ~チューニング車両 ( 日産 GT-R )~
洗浄の効果3 ~競技系車両 ( ホンダ系競技車両など )~
インジェクター洗浄による効果 ~番外編~
第三章 インジェクター洗浄ってどんなメニューがあるの?
ちょっと一息 ~インジェクターの種類って・・・~
洗浄メニュー ~性能レポート~
洗浄メニュー ~施工オプション~
IRSオススメの洗浄メニュー
こだわりのレベリングインジェクター
どうすれば、インジェクタ洗浄って、お願いできるの?