株式会社 アイ・アール・エス ~ インジェクタ再生洗浄サービス ~

ガソリン・ディーゼルエンジン用インジェクター再生洗浄サービス

インジェクターの汚れとは?

2013-02-13

こんにちは、だいひょうです。
世間は祝日(秋分の日)ですが、関係なくやっております。
外は大雨、突然寒くなりましたね。近所の車好きの友人が今日はオフ会だっ!と張り切ってましたが残念な天気です。

よく、こんなお問い合わせを頂きます。
インジェクターを取り外してみたんだけど、先端部がぜんぜん汚れてないんだよね。これって、洗浄しても意味ないんですか?

確かに見た目には、とても綺麗な状態のものもあります。
しかし、これは汚れていないわけではありません。

当然回答は、
意味あります」となります。
実際弊社では、ほとんどのサンプルで洗浄前後の性能を測定しますが、
見た目が綺麗なものでも、まったく性能が改善しないということはほとんどありません。

ということで、今日は、インジェクターの汚れについて書いてみたいと思います。
インジェクターの汚れには、大きく2種類存在します。

p1

①燃焼により発生したカーボン
これは、カーボンを主とした無機化合物で、色も黒く見た目に非常にわかりやすい汚れです。
インジェクター先端のピントル部に不均一に付着することで、噴霧の方向や霧化異常が発生します。 また、この汚れは非常に硬く、インジェクターのシート部に付着してしまうと、先端漏れ(後ダレ)の要因となります。 最近の多噴孔インジェクターでは、噴孔詰まりの原因にもなります。
直噴ガソリンや直噴ディーゼルでは、シリンダー内に直接インジェクターがささっており、インジェクター先端部が燃焼場にさらされるため ポート噴射式と比較するとこの汚れが非常に多く付着し、顕著な性能劣化に繋がります。

②燃料の劣化物
これは、燃料劣化により発生する縮合重合体(”スラッジ”とか”ワニス”とか呼ばれる有機化合物)です。 ほぼ無色透明で見た目にはわかり難く、時間が経つにつれて茶褐色に変色していきます。
特徴として、金属壁面に膜(コーティング)のように付着し、インジェクターのピントル部やインジェクター内部にも付着します。 先端部の燃料流路内に付着した場合は、噴射量低下の主要因となります。
みなさんも経験をお持ちだと思いますが、
インジェクターが通電した際”カチッ” と音はするが噴射しない」ということがありますよね?
これは、まさにこの汚れが主要因です。
スラッジやワニスは時間が経つとさらに劣化し、粘度が増していき、最終的にはガム(接着剤みたいなもの)のようになり インジェクター内部の稼動部を固着させてしまうのです。

弊社洗浄サービスでは、上述2種類の汚れを徹底的に分析し最適な洗浄方法にて汚れを除去します。 ①の汚れは、特殊洗浄溶剤&超音波洗浄にて徹底除去、また、内部やピントル部に付着した②の汚れは、 洗浄成分を含ませた測定用溶液を用いて、テスター上で様々な運転モードによりインジェクターを作動させながら除去していきます。

正直もっといろいろと書きたい事があるのですが、さらに詳細は別の機会にご紹介させて頂きたいと思います。

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