エアコンの仕組み。
こんにちは。専務の藤井です。
先週末から全国的に猛暑で大変ですね。私も昨夜はとうとうエアコンをつけてしまいました。
さて、そのエアコンですが、そもそも何で冷えるのかというのはあまり知られていませんね。
詳しくは、各エアコンメーカーさんがHP等で分かりやすく説明してくれているので、そちらを見ていただくとして、ざっくり説明すると、この図のような流れになります。
左下のコンプレッサーから始めると、
・コンプレッサーで圧縮された冷媒は、ものすごく
高温でほぼ液体の状態になります。
・この温度は夏の外気温よりもはるかに高いので、
室外機の中(コンデンサー)で、ファンから送ら
れる外気温の風で冷やされ、ちょっと温度が下がっ
て全部液体になります。
・これが膨張弁(実はただの小さな隙間)を通ると、
一気に膨張して、ものすごく温度が下がります。
・これを室内機の中(エバポレーター)に導き、室内
ファンで室温の風を当てると、風から熱を奪って、
冷たい風がめでたく室内に吹き込む。
・室温の風から熱をもらった冷媒は、エバポレーター
の中で蒸発して、ぬるめの気体になる。
・コンプレッサーに戻る。
という感じですが、やっぱりややこしいですね。。。
とにかくポイントとしては、
「たとえ灼熱の真夏の外気であっても、その外気温の空気で室外機の冷媒を冷やす。なぜならコンデンサーの中の冷媒は、それ以上にむちゃくちゃ熱いから。」
という点で、別の言い方をすると、部屋の空気のもつ熱を、室外機を通して外へ捨てているということです。
なので、室外機はなるべく涼しい場所にあった方が、どんどん熱を捨てられるので、エアコンはよく効きます。
ちなみに、これはカーエアコンも同じですが、カーエアコンの場合、室外に熱を捨てるためには、ファンというより走行風が大きな役目を果たします。
つまり、走っていないとクーラーはあまり冷えない。
ということです。
よって、駐車場に止めていた車が熱くなったら、駐車場でアイドリングして冷えるのを待つのではなく、とっとと走り出した方がすぐ冷えますし、燃費にも効いてくるので、エコです。
車に乗るときは、ちょっと意識してみてくださいね。