インジェクター洗浄システム概要
こんばんは、営業の廣田です。
梅雨の時期なので、すっきりしない天気となっていますが、昔と異なり最近の梅雨は、バケツをひっくり返したようなゲリラ豪雨が多いため、この時期は、天候チェックがかかせませんね。
さて、先週まで東京ビッグサイトで開催されていました「オートサービスショー2015」でも弊社製品である『ディーゼルインジェクター洗浄システム』を展示しておりましたが、初めて製品をご覧になる方々から、よくいただく質問について、Facebookでもご紹介していきたいと思います。
今回はその導入部として、洗浄システムの基本構成とラインナップをご紹介したいと思います。
洗浄システムの基本構成は、超音波洗浄器および内部洗浄機の組み合わせになっております。その内、内部洗浄機については、用途に合わせて3タイプ用意しているため、お客様のご要望に合わせて最適な洗浄システムをお選びいただけます。
システムの構成で、超音波洗浄器と内部洗浄機がある理由としては、インジェクターの汚れには2種類あるためです。1つ目はノズル先端部と噴孔内部の汚れで、2つ目はインジェクター内部の汚れです。
1つ目のノズル先端部と噴孔内部の汚れは、超音波洗浄器を使用し、特殊洗浄液と、最適な周波数および出力を用いた超音波洗浄によって除去します。2つ目のインジェクター内部の汚れについては、内部洗浄機を使用し、高圧化した専用の洗浄液をインジェクター内部に注入し、その汚れを溶かして排出させます。
【洗浄システムのラインナップと各システムの特徴】
1.エグゼクティブシステム
新たなメンテナンスとして、インジェクター洗浄を積極的に展開したい整備事業社様向けの洗浄システムです。
当モデルから採用された内部洗浄方式が特徴となっており、超高圧・超高速噴射条件下での洗浄液循環加熱方式を採用したモデルとなっています。また実車での駆動条件を模擬し、アイドリングから高負荷まで、様々な状況を想定した噴射量測定も可能です。
2.ベーシックシステム
少ない施工台数でも、無理なく導入可能な、予防整備向けの洗浄システムです。
超音波洗浄および内部洗浄、性能測定と基本的な機能を持ちつつ、価格を抑えたシンプルな構成となっています。
3.エンハンストシステム
主にディーゼルインジェクターについての学術研究向けに設計された洗浄システムです。
任意の試験条件での噴射量測定が可能で、各種カスタマイズにも対応しています。もちろん、エグゼクティブシステムと同様の洗浄機能を有しています。