車両不調とインジェクターの関係
こんばんは。営業の野本です。
前回の投稿で、弊社へガソリンインジェクター洗浄をご依頼された方々の理由を調べランキング形式で紹介しました。
こちら↓
http://www.irs-japan.com/?p=4225
その中で、1位の「インジェクターの動作不良が疑われるため」について、インジェクターの動作不調が疑われる際の車両不調としては、エンジンの振動が大きい、不動車(長期放置)、トルク不足、始動不良等が挙げられることを記載しました。
そこで今回は、車両不調とインジェクターの関係について、その詳細を
紹介したいと思います。
図は、洗浄理由1位の「インジェクターの動作不良が疑われるため」に関し、その代表的な車両症状について、円グラフにまとめたものです。それぞれについて、まず車両症状を挙げた後、その症状とインジェクターの関連性について順に書いていきたいと思います。
1位 エンジンの振動大 35%
個々のインジェクターは、同じように汚れるわけではありません。
インジェクターが汚れてくると新品時と比べ噴射量バラツキが大きくなる傾向があるため、エンジン振動の増大に繋がります。
2位 不動車(長期放置) 30%
長期放置車両のインジェクターでは、その内部に残った燃料劣化物が、
時間経過に従い粘度を増してくるため、内部の稼働部が固着してしまいます。これが、長期放置の不動車における、インジェクター動作不良の主な原因です。この固着は洗浄により回復するため、長期放置車両において、インジェクター洗浄は必須アイテムとなっています。
3位 トルク不足 11%
インジェクターは汚れてくると、燃料噴射量が低下したり噴霧が悪化します。これが、加速時のもたつき等のトルク不足の原因の一つになります。
4位 始動不良 9%
インジェクターは、異物等によりシールが不十分となり、先端から燃料漏れを起こす場合があります。インジェクターがこうなってしまうと、エンジンがかかりにくい等のトラブルを引き起こす可能性が高くなります。弊社の経験上、この異物によるインジェクターの燃料漏れは、洗浄によりほとんどの場合で回復します。
今回紹介した、車両不調の際は、インジェクターの動作不良を疑ってみてはいかがでしょうか?少しでも気になるようであれば、インジェクター洗浄をご検討ください。
洗浄をご利用いただければ、新品交換と比べ整備費用を抑えることができ、インジェクターが車両不調の原因かどうかはっきり分かるため、トラブル解決の一助になると思います。