【インジェクターの歴史】トヨタ セルシオ
こんばんは。営業の野本です。
車種ごとにインジェクターの歴史を紹介する、IRSならではのこのコーナー。本日はその第7回目。車種は、今はレクサスのLSとなりましたが、トヨタの高級セダンセルシオです。それではスタート。
まずは、セルシオで使用されていた全3種類のインジェクターを紹介します。共に噴射量が同じですが、先端の形状が異なっており、最終型ではホールノズルタイプに進化しています。
品番:23209-50010
形状:金属トップフィード、ピントルタイプ
施工可能なオプション:燃料フィルター交換、先端キャップ交換、外観処理、Oリング等のラバー類交換。
品番:23209-50020
形状:金属トップフィード、ピントルタイプ
※先端部で2孔に分けています。
施工可能なオプション:燃料フィルター交換、外観処理、Oリング等のラバー類交換。
品番:23209-50030(50)
形状:樹脂トップフィード、ホールノズルタイプ(4噴孔)
※先端部で2孔に分けています。
施工可能なオプション:燃料フィルター交換、先端キャップ交換、Oリング等のラバー類交換。
次に、セルシオの各モデルに使用されていた、インジェクターを紹介します。
『UCF10/11』
1989年に登場した初代セルシオ。エンジンは、4L V8の1UZ-FEです。
前期モデルには、23209-50010が使用されていましたが、後期モデルでは、23209-50020に切り替わりました。
『UCF20/21』
エンジンは、先代モデルと同じく、4L V8の1UZ-FEです。
前期モデルでは、23209-50020が継続して使われていましたが、後期モデルになると、23209-50030(50)に切り替わりました。この後期モデルから、当時の馬力規制の280馬力となりました。
『UCF30/31』
セルシオとして販売された最後のモデル。エンジンは、4.3L V8の3UZ-FEが採用されました。
エンジンは先代から変更されましたが、インジェクターは先代の後期モデルと同じ、23209-50030(50)でした。
以上になります。
各モデルに使用されているインジェクターについては、画像をご覧ください。セルシオは、初代、2代目とマイナーチェンジでインジェクターが切り替わっているため、弊社のレベリングを購入する際は、必ず適合の確認をお願いいたします。
今回紹介したインジェクターの噴射量、抵抗値等のデータは弊社に保存しておりますので、ご興味がございましたらお気軽にお問合せください。
それでは、次回もお楽しみに!
出典:
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1989_Toyota_Celsior_01.jpg