ECS for 6R10(X-PULSE)
2016-10-21
こんにちは。専務の藤井です。
もうすっかり秋になり、ふと、去年の今頃は何してたかな。なんて考えたりしますが、ちょうど一年前といえば、量産初ロットのECS納品ラッシュで、全国を行脚していた頃ですね。
そのECSですが、この一年でまたずいぶんと進化しており、そのほとんどが性能向上のためのマイナーチェンジですが、今回はかなり大きな進化がありました。
というか、もうすぐあります。
それは、一般的なコモンレールシステムで使用されるインジェクターとは異なる、「増圧インジェクター」に対応するという点です。
このインジェクターは、インジェクター内部に増圧機構をもっており、レールから導入された高圧燃料を、インジェクター内部でさらに増圧して噴射するというもので、以前ちょっとこれの開発に携わっていた頃は、APCRS(Amplified Pressure CRS)などと呼ばれていましたが、現在はX-PULSEなどの製品名で呼ばれています。
市場での採用例としては、かなりマイナーなインジェクターなのですが、日本のアプリケーションでは、三菱ふそうの6R10エンジンに採用されています。
とてもマイナーなシステムなので、オプションという位置づけになりますが、せっかく市場に出た面白い技術に基づいた製品なので、アフターマーケットでも反故にせず、ケアしてあげたいと思い対応させました。
これから実機エンジンを使用した最終適合に入るので、早ければ12月にはリリースできると思います。
ご興味のあるお客様は、お気軽にお問い合わせください。
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