High Pressure Generator for Diesel
2017-03-31
おはようございます。専務の藤井です。
先日、ワンオフ物の製作事例として「高圧リークチェックシステム」に関する投稿がありましたが、お客様にも喜んでいただいているようで、作った身としてはありがたい思いで一杯です。
このシステムは、基本的にCRICSのもつ幾つかの機能のうち、「高圧を発生させる」という最もプリミティブな機能を抜き出したものなのですが、得てしてこういったものほど潜在的なニーズがあるので、その後も地味に開発を続けておりました。
そしてつい先日、さらにブラシアップされた新製品「High Pressure Generator for Diesel」として完成しました。
写真の外観からは違いが分かりませんが、より幅広いニーズに対応出来るよう、最高制御圧を200MPaまで引き上げており、この圧力レベルになると、先のリークチェックシステムの最高圧120MPaと比較して、各部にかかるストレスは圧倒的に跳ね上がるので、内部は殆ど新規設計になっています。
とはいえ、CRICSと同様にAC100Vでの駆動を実現しているため、新たに200V電源を増設する手間はかからず、例えばディーゼル燃焼に関する研究の場などで、よりコンパクトで簡便に所望の条件を達成するのに役立ちます。
また、リアルタイムの圧力・温度モニタリングや、圧力制御定数の適合、目標圧力・温度の設定などは、全て制御PCから実施可能で、もちろん、異常高圧・異常高温などが発生した時の検出および自動停止機能も有しています。
プリミティブなものなので用途は様々ですが、特に研究開発のシーンで活躍する製品だと思いますので、ご興味のある方はどうぞお気軽にお問い合わせください。
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