MENU. AとBは、具体的にはどう違うのですか?
実施する処理工程の種類が異なります。
メニューAは標準工程パッケージで、比較的結合力の弱い(柔らかい)カーボン向けに設定されているメニューです。
自動車の場合、走行距離5万km程度までに形成されるカーボンは、ほぼメニューAで除去可能です。
メニューAの処理内容は、以下のとおりです。
・洗浄前処理(外観チェック、簡易洗浄および、化学浸透処理)
・特殊溶剤による超音波洗浄処理
・洗浄後処理(溶剤除去、拭き上げ、詳細光学チェック)
メニューBは強化工程パッケージで、メニューAでは除去できないレベルの、頑固なカーボン向けに設定されているメニューです。
これにより、通常使用中に形成されるカーボンであれば、どのようなレベルであってもほぼ全て除去可能です。
メニューBの工程内容は、以下のとおりです。
・洗浄前処理(外観チェック、簡易洗浄および、化学浸透処理)
・特殊溶剤による超音波洗浄処理(1回目)
・カーボン除去化学処理(有機活性処理、カーボン層脆化処理、強浸透処理)
・特殊溶剤による超音波洗浄処理(2回目)
・洗浄後処理(溶剤除去、拭き上げ、詳細光学チェック)
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