『海外のクルマ事情』インドネシア
こんばんは。営業の野本です。
本日は日曜日のため、クルマ関連ではありますが、普段と違って『海外のクルマ事情』と題してインジェクターから少し離れた話題を書きたいと思います。^^
今回は、海外の中でもインドネシアを紹介したいと思います。
なぜインドネシア?と疑問に思う方がいらっしゃると思いますが、インドネシアは世界第4位の人口約2.5億人を有し、今後、自動車販売台数の伸びが期待できる国だからです。
インドネシアの2015年の新車販売台数はおよそ100万台。
近年は、従来の販売台数トップであったタイを抜いて、ASEAN最大の市場です。それでは、その特長を以下に紹介します。
『日本車のシェアが圧倒的』
2015年時点での日本車のシェアは、およそ97%にもなります。日本では新車販売台数における日本車の割合がおよそ94%であることから、インドネシアは、何と日本よりも日本車のシェアが高いことになります。図1のとおり、メーカー別ランキングでは、トヨタが首位で、トヨタとダイハツのトヨタグループで新車販売台数の半数近くのシェアを占めます。なお、これらの車両は、現地で生産されています。
『圧倒的な人口による今後の成長に期待』
冒頭でも紹介しましたが、インドネシアの人口は世界4位の約2.5億人。また、自動車の普及率も、人口1000人あたり約70台(2013年)と、 同じASEANの国々であるタイ(200台)やマレーシア(320台)と比べて極端に低いです。
図2にインドネシアの新車販売台数の推移を示しました。近年伸びなやんでいますが、インドネシアは、一人当たりのGDP(国内総生産)が、クルマが社会に広く普及するモータリゼーションの目安と言われている3,000ドルを超え、先ほど述べたように普及率も低いことから、今後大きく成長すると考えられています。
以上より、インドネシアは、日本以上に日本車のシェアが高く今後の成長も期待できることから、日本の自動車アフターマーケット業界にとっても、自身のノウハウが活用できる可能性が高く、大変魅力的な市場になると思います。もしかしたら、近い将来、IRSが進出しているなんてことがあるかも??
不定期にはなりますが、今回のように今後も『海外のクルマ事情』と題して、様々な国のクルマ事情を紹介してみたいと思います。^^
出典
図1 マークラインズHPを元に作成
http://www.marklines.com/ja/statistics/flash_sales/salesfig_indonesia_2015
図2 じゃかるた新聞を元に作成
http://www.jakartashimbun.com/free/detail/18772.html