株式会社 アイ・アール・エス ~ インジェクタ再生洗浄サービス ~

ガソリン・ディーゼルエンジン用インジェクター再生洗浄サービス

『性能レポート』について

2016-11-01

こんにちは。専務の藤井です。

 

最近はもっぱらディーゼル関係のハードウェア開発が多いのですが、久々にガソリン関係の話題です。
弊社では、ガソリンインジェクター洗浄をご利用いただく際、性能レポートつきを選択いただくと、洗浄前後の噴射量を綿密に測定したレポートを発行・報告させていただいております。
その中で、視覚的・直観的にご理解いただけるように、洗浄前後の噴射量を比較したグラフを掲載しているのですが、このグラフの見方について時々お問い合わせをいただくことがあるので、下記に解説します
 
まずポイントとなるのが、グラフ中の赤線で示してある、通常範囲の考え方です。
ここでの通常範囲とは、洗浄前噴射量の平均値を100とした場合、95~105に相当する範囲。
つまり、±5%の範囲です。
これは、洗浄前に極端な異常(故障)が無く、汚れによる噴射量低下のみが発生していることを前提とした場合、洗浄後もこの範囲に入るであろう工業的な一般許容バラツキを示しています
ここで図に示したように、グラフは大きく3つのパターンに分けられます。
 
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Case1:
最も一般的なパターンで、上記の前提(洗浄前に極端な異常が無い)に沿った、汚れによる噴射量低下のみが存在していた場合です。
この場合、ほどんどの事例で洗浄後の性能は良好であり、それら性能の詳細は、別途サマリー部や備考欄に記載しています。
 
Case2:
過走行車に多いパターンで、例えば、フィルターが詰まってしまっているなど、洗浄前に大きな噴射量低下が見られた場合によく発生するパターンです。
ここで、洗浄前噴射量が過度に少ないので、それを基準とする以上、記載している通常範囲の意味は上記とは異なります。
つまり、洗浄後にこの範囲に入っていないことは問題ではなく、むしろ「洗浄前の噴射量低下が大きすぎた」ということになります。
なお、洗浄後の噴射量の異常・正常は、別途サマリー部や備考欄に記載していますが、ほどんどの場合で良好に回復しています。
 
Case3:
不動車に多いパターンで、無噴射やまともに噴射しない個体が含まれている場合に発生するパターンです。
ここでも、Case2と同じく「洗浄前の噴射量低下が大きすぎた+洗浄前に極端な異常があった。」ということになるので、重要なのは範囲に入る・入らないではなく洗浄後の性能となるため、サマリー部や備考欄をご参照ください。
 
以上、今後ご利用いただいた際のご参考になれば幸いです。

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