予防整備の重要性!!
こんばんは、営業の廣田です。
弊社が提供する「ディーゼルインジェクター洗浄システム」を導入いただいた業者様から教えていただきました施工事例を紹介したいと思います。
題して
『こんな症状の時に、インジェクター洗浄をお試しあれ』
です。
[症状]
DPF装着車両なのに、排気から黒煙が出てしまう。
[車両情報]
平成15年排出ガス規制が始まった頃の車両で、もちろんDPF装着車両。
[入庫時の状況]
インジェクター起因の車両不調(アイドリング不調や、始動性悪化など)はなく、車両診断機で、DPF関連のエラーを確認したが、DPFの差圧には問題なし。
診断機を用いて、DPFの強制再生を実施したところ、昇温不良が原因で正常に再生処理がおこなわれていないことが判明。
過去の経験からこの段階で、「DPF本体というよりもエンジン側に問題があるのではと思った」とのことで、
DPFを取り外した状況で、エンジンから排出される黒煙を目視確認し、本来の正常な状況よりも明らかに黒煙が多いことを確認。その後、エンジン側の点検を実施し、インジェクター洗浄をおこなうことになりました。
[実施した主なメンテナンス]
・DPFの清掃
・インジェクター洗浄
上記のメンテナンスにより、「排気から黒煙が出る」という症状は改善したとのことです。
今回のケースでは、幸運なことにDPFやインジェクターの交換などには至りませんでしたが、車両不調が現れる前に、定期整備としてDPFの清掃やインジェクター洗浄を取り入れることで、部品交換や路上故障のリスク低減に繋がります。
次回は、予防整備を上手く取り入れて、DPFのトラブル対策に成功された事例をご紹介いたします。