ターボ車での無効噴射期間
2016-06-22
こんにちは。専務の藤井です。
昨日上げた動画を見返していて、そういえば。。。と思いだしたことがありました。
それは以前、「ターボ車での無効噴射期間」に関するご質問をいただいたときなのですが、あの時にこの動画作っとけば、もうちょっとスマートに説明できたのにな。ということです。
これもよく勘違いされることなのですが、「ターボ車はNA車と比較して高い圧力のインマニに噴射するので、インジェクターが噴射しにくい。」という認識を時々耳にしますが、これは逆です。
というのは、ターボ車では、動画で言う「ニードルを押し上げる力」がインマニ圧により加勢され、開弁しやすくなるためです。
画像はこれを図示したものですが、電流波形や燃圧などの他条件が同じであれば、無効噴射期間は短縮します。
よって、噴射開始自体はターボ車の方がし易くなります。
ただし、例えば1.5barのブースト圧だった場合、燃圧が2.5barであれば、噴孔前後の差圧は1.0bar(=2.5-1.5)になってしまうので、噴射率(瞬時流量)が低下し、開弁が早まったことによる噴射量の増加分より噴射率の低下による噴射量の低下分が大きくなる通電期間以降は、噴射量は低下します。
また、ブースト圧は走行状態で変化しますし、エンジンは常にターボからのチャージとシリンダへのディスチャージを繰り返しているので、インジェクター噴孔部の局所圧力はとても激しく変動しており、一律○○%低下、というような簡単な話ではないため、なかなか見積もりが難しいのかなと思います。
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